エンジニアにはさまざまな苦労がある

エンジニアのよくある苦労の1つは、予想していなかった事態が生じて納期に間に合わなくなり、残業や休日出勤を強いられるということです。予測していなかったことが起こるのはIT業界では珍しいことではないので、まず、調査期間をもらって、難易度を十分理解してから取り掛かるようにしましょう。全体を把握し、そこから納期までのスケジュールをきちんと立てていくことで不測の事態に対処しやすくなります。

また、エンジニアは長時間パソコンの前で仕事をしているので、体調を崩しやすいという苦労もあります。腰の痛みや目の疲れ、肩こりなどが慢性的になることもあります。忙しい時期にはゆっくり食事をする時間もないため、簡単なもので済ませてしまい体調不良につながります。

健康を保ちながら仕事をするには、途中で5分から10分の休憩を取ることも必要です。最長でも1時間半ぐらい仕事をしたら短い休憩を取るようにしましょう。軽くストレッチして体をほぐすだけで、気分もよくなり仕事にも打ち込めます。食事も栄養バランスの良いものを心がけ、外食やコンビニのお弁当などが続かないように気をつけましょう。

その他の苦労は人間関係の問題です。システム開発は、チームで行うため、他のメンバーと協調して働くことが必要とされますが、それがうまくいかなくなるとストレスに感じてしまいます。人間関係がうまくいかなくなる原因の1つはコミュニケーション不足なので、まず、相手の話をよく聞き、相手の考え方を理解するようにしましょう。また、自分の考えもわかりやすく伝えられるスキルを身につけることも必要です。信頼関係は一瞬では築けないので辛抱強く取り組みましょう。